訂正:ヘンな誤訳⇒面白い直訳

先日、ヘンな誤訳というニュースを紹介しましたが、レンレンさんからのツッコミで気が付かされたのが、別に訳はそんなに間違っていないということ。


これまで、中華料理の英語名は誤訳が多いのが問題となっていた。たとえば麻婆豆腐を「あばた顔の女性が作った豆腐」、宮保鶏丁(鶏肉とカシューナッツの炒め物)を「政府虐待鶏」、童子鶏を「童貞の鶏」とするなど、爆笑ものの誤訳が少なくなかった。
とありましたが、
麻婆豆腐の名前の由来は、やっぱり、あばた顔のおばちゃんの作った豆腐料理が美味しくて有名になったからですし、童子鶏も童貞の鶏でよいようです。
ということは「誤訳」と記すことが誤りであって、直訳としては正しいはずです。
欧米の料理名がやたらと正確に材料や調理方法を記す習慣なのに対して、中国の料理名はその料理の特徴(由来や見た目、等々)を料理名にする、その違いでしたね。
中国料理名:麻婆豆腐
英語訳:Bean curd with minced beef chili sauce


日本の料理名も基本的には中国と同じですよね。だって、
日本料理名:親子丼
英語“直訳”:Parent and child in a bowl