電車内で日本人の顔がみんな同じに見える

友人と食事をするため東京から表参道へ移動。
移動中、電車内の人々を眺めていたら、突然、愕然とした感覚に陥る。
「みっ、みんなが、同じ顔に見える」

上海では、一人一人が強烈な個性を放つ中国人とその他いろんな人種に日々囲まれる日々を送ることになるので、久しぶりに日本に戻ってきて日本人の大人しさとその均一性に戸惑ってしまった。この均質性こそが日本のウリなんだろうと分かりつつ、やはり日本人って世界でもやや特殊かも、と考えた電車の中。
その夜、そんな事を友人(と言っても人生の大先輩ですが)に話したら、面白いコメントをくれました。
「日本人は電車の中ではOFFになる、中国人はいつでもONでしょう」

確かに、日本人って「ONとOFF」がありますよね。特に電車やバス、エレベーターに乗っているときには暗黙に全員が「OFF」に切り替わる。
だから、電車内で大声で話している人や、大音量で音を漏らしながら音楽を聴いているヤツがいると皆が険しい顔になる。対して、中国人や欧米人も電車内では「ON」のまま。大声で喋っても、音楽の音が大きくても、エレベーター内でタバコ吸っても*1、誰も気にしない。
こうして考えると、日本人は他にもいろいろな場面で「OFF」の状態を設けていると感じた。ということは、この「ONとOFF」の頻繁な切替えが日本人の特徴になるわけか。
中国人と日本人の「OFF」の時間の長さを比べてみるのも面白そうだ。そもそも、中国人に「OFF」はあるのか!?

*1:これは中国国内のみですが