上海的夜遊び:shanty編

個人的に上海が好きなところはバーが多いところ。それは間違いなく中国一。しかも集中しているから、どこでもタクシーで「ちょっと行くか?」みたいな感じが好き。帰りも「とりあえずタクシー」だし。
上海のバーは2つに大別できる。
至極簡単、欧米人向けと日本人向け(とりあえず女の子が「一杯おごって」と寄ってくるバーは除く)。
欧米人向けは雰囲気が良く、感じのよい音楽が流れている。だいたいスペースも広くとってあり、好きなところのソファにゆっくりと腰かけてチャットしながらお酒を飲む感じ。もしくは、大きめな音量で音楽が流れており、音楽に軽く身を任せながらわいわいと大人数で楽しむみたいな。
対して、日本人による日本人のためのバーは、カウンター&隠れ家感が共通のキーワード。
僕は、英語圏の友達もしくは大人数で飲む時には欧米系バー、一人もしくは少人数は日系バーと使い分けている。


そんな日系バーの中で、上海に来て以来、一番気に入っているのが武夷路にあるshanty*1
shanty
入口がやや判りづらいこの小さなバーは、お店の方の人柄、お酒の旨さ、雰囲気、と全てにおいてちょうど心地良い。飲みすぎて会計が怖いのは僕の個人的な問題なので、これはshantyに非は無い。
一人でフラッと入って、カウンター越しの会話を楽しみつつ、酒のウンチクを教えて頂きながら旨い酒に酔える。そして、男ならロシア美女を眺めながら目の保養もできる。
shanty
slideshow:
http://www.flickr.com/photos/masayukicom/sets/72157605386529712/show


ちなみにこのバーが誕生した所以は、オーナーの方と樹齢350年を超える一本の大木との出会い。その出会いでオーナーの方が「この木をカウンターにしたバーをいつか開きたい」と思われたから。そしてその後、その大木は日本で10年以上乾燥された後に、上海の地まで辿り着き、今はカウンターとしてその重厚な姿を横たえているわけなのです。
なお、ロシア美女の手作りボルシチも超要チェックです。

*1:長寧区武夷路84号