CDショップ事情

Tower RecordsHMVのようなMEGA CDショップはありませんが、小さなCDショップはそこそこあります。
日本のCDショップでは万引き防止と管理にCDの外側にタグを付けていますよね。購入時にタグを外す、もしくは無効にしないと出口でビーとブザーがなり、店員または警備員がすぐに駆けつけるでしょう。
New ZealandのCDショップではどうしているかというと、空のCDケースを陳列し、中身のディスクはレジカウンター奥の棚にしまわれています。買いたいCDの空ケースをレジに持っていきお金を払うと、店員が棚からディスクを探し出してその空ケースに入れて渡してくれます。
たったこれだけのことで、タグなんていう高価で面倒なシステムを導入しなくとも万引き防止と管理が行えます。なんと合理的でしょう。
「へぇー、なるほどねー」
と今思った皆さん!!ちょっと待ってください!
私も初めてCDを購入した時、「へぇー、なるほどねー」と思っていながらレジで店員がディスクを探す間待っていましたが、店員が見つけたディスクをちょっと落としそうになったのを見て、一瞬で我に返りました。
「これって、新品定価を払って中古CDを買ってるだけじゃん!!」
新品定価のお金を払って自分が手にした時点で即「中古CD」ですよ!だったら、最初から中古CDショップで買えばいいじゃないですか!?だって、私が新品で買ったCDのコンディションは、いきなり、

  • ディスクは棚からの出し入れで僅かだがスリ傷有り
  • 空ケースは陳列棚にビニール無しで置かれ多くの人が手に取っているため、相当コンディション悪

ですよ。
綺麗な中古CDの方がずっとコンディションはいいですよー!もうこの国では絶対に新品CDは買わないー!
と、いろいろ書きましたが、すいません、、、この国では私が完全に異端児です。
そんな”細かいこと”気にしてはダメです。純粋に好きな音楽を買って、それで日常が楽しくなればいいじゃないですか。CDのコンディションなんて気にしない、気にしない。私は日本の実家に相当量のCDをコレクションしていますが、紙ジャケットやレアなCDには必ず東急ハンズで買った保護ビニールを付けています。そうですね、いわゆるコレクターに近いかもしれません。レアな24金ディスクに細かいキズが一本入ってるだけでも、相当ストレスを感じるタイプです。同一タイトルの通常盤、コレクターズエディション、紙ジャケ盤の3種類をよく所有しています。ヤフオクで確実に一枚1万円以上で落札されるブートCDも多数所有しています。そう、完全なコレクターですね。
しかし、そんな細かいことばかり気にしていてはストレスを感じるだけで日常は楽しくなりません!と、New Zealandが私に言っているように感じた今日この頃。


New Zealandで初めて買ったCDはStevie Ray Vaughanのベスト盤でした(まったくNew Zealandとは無関係ですね・・)